初心者のためのアクションゲームツクールMV講座

アクションゲームツクールMV(アクツクMV)を使ってゲームを作る方法を紹介します。

アクツクMV初心者講座ミニ オブジェクトの接続編 チャージ攻撃を作りたい時にも便利

今回は非常に便利な機能、オブジェクトの接続について説明します。

「オブジェクトの接続」は、オブジェクトに別のオブジェクトをくっつけることができます。

※実行アクションのオブジェクトを生成と似たようなものです。こちらはアクションを実行することなく生成されます。

設定は下図のように、[オブジェクト]の歯車マークをクリックし、オブジェクトを接続するにチェックを入れ、[OK]ボタンをクリックすることで追加されます。

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[オブジェクトの接続]タブから接続したいオブジェクトを追加します。

オススメは接続点を使用することです。

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例えば、プレイヤーのオブジェクトにこのように接続点を追加して

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画像に合わせるように接続先のオブジェクトの中心点を合わせることで

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このように二つのオブジェクトをくっつけた状態にすることができます。

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※この時、接続するオブジェクト(上図の小さいアリクイ)の設定で、親オブジェクトから引き継がせる要素:表示方向にチェックを入れ、子オブジェクトとして接続することでアニメのようにプレイヤーの表示方向に合わせて向きを変更させることができます。

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オブジェクトを接続させる方法は以上です。

 

非常に簡単ですが、オブジェクトの接続には利点があります。

それは、複数のオブジェクトを組み合わせて使えるという点です。これは、表現の幅が広がるとともに、オブジェクトのプログラムを簡略化できます。

例えば、Yボタンを押しっぱなしでチャージ、離すと強化攻撃を実現したい場合、1つのオブジェクトで実現しようとすると、Yボタンを押した状態で「歩き」、「ジャンプ」などのアクションをしたい場合、個別で作成する必要があります。

この時、Yボタンの処理だけを行うオブジェクトを作り、プレイヤーオブジェクトを接続させるだけで、プレイヤーオブジェクトがジャンプしてても歩いていても、Yボタンを押しっぱなしでチャージができ、いつでもYボタンを離すと攻撃が出せるようになります。

※やられモーション中だけチャージをしたくない場合は、リンクのその他の条件設定で「指定オブジェクトのアクションが変化」というのがあるので、やられアクションになったらチャージをやめる、復帰するまで攻撃しない、といった設定をすることで実現できます。

下のアニメーションではL,Rボタンでコスチュームを変更しております。プレイヤーがどのような動作をしてようが、切り替えることが可能です。

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この時、コスチュームのアクション内でプレイヤーオブジェクトの変数を変更しており、移動速度・ジャンプ力の変更、二段ジャンプを可能にしたりしております。

 

他にも、HPバーやMPバーをオブジェクトごとにくっつけたりできます。また、透明なオブジェクトを接続することで疑似的な当たり判定や壁判定を作ったり、状態異常を表現したりと、表現の幅が広がります。使い道はこれだけではないので、色々考えてみてください。

※特に説明しませんが、過去の講座の弾を発射する攻撃方法なども、別のオブジェクトで作成して接続することで管理しやすくなります。